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ろうそく祭り

イタリア

ろうそく祭りは、イタリアのグッビオという街で開催されるお祭りです。このろうそく祭りは、12世紀頃から始まったとされている伝統的なお祭りなのですが、その内容は大迫力のお祭りになっているということです。

毎年5月15日に行われるそうなのですが、まるで日本のだんじりを見ているようなお祭りといえばわかりやすいのかも知れませんね。この祭りの最大のみどころは巨大な木の蜀台にろうそくを立てたみこしが、一番の主役といえます。

そして、3つのグループに分かれ、そしてどのグループかわかるように、黒色は家畜の聖人サント・アントニオ、黄色は聖職者サント・ウバルド、青色戦士サン・ジョルジョという感じで呼ばれていて、それぞれスカーフと白いパンツをはいた制服をきて、グッビオの町を練り歩くんです。

そしてこのお祭りイベントの最大のイベントがレースです。ちょっと変わったルールみたいなんですが、黄色のグループである、サント・ウバルトのみこしが先に出発します。それを残りの2つのグループが追いかけるのです。

クライマックスが近づくとみこしが教会に担ぎ込まれるのですが、どのグループもそのみこしを真っ先にいれようとするので、その3台のみこしが一斉に山道を駆け上がっていきます。まさにだんじりのような速さでかけあがるので、その迫力は圧巻です。山頂では、ウバルドが到着して扉をしめます。そして残りの2つが教会に入るのを阻止します。

もし、青色グループが入るとサント・ウバルトの負けということになります。この結果で今年のグッビオの街の運勢を占っているとのことです。ちなみにこのみこしの重さは2トン近くあるそうですよ。祭りに参加をすることはできませんが、観客としてみることができます。中世の時代から続いているこのろうそく祭りは、戦争中も耐えることなく続いていたとのことで、そのときは女性がみこしをかついていたそうですよ。

そんな伝統を受け継いでいる、ろうそく祭り一度見に行かれてはいかがでしょう。

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