こんにちは。今回はスペインで開催されるトマティーナについてご紹介していきます。
トマティーナはスペインバレンシア州で行われる、史上最高のトマト祭りです。その名の通り熟したトマトを投げる祭りです。もともとは地元だけで開催されていた祭りでしたが、テレビなどで紹介されたことにより世界各国から参加されるようになり、今では世界的にも有名な祭りで中にはトマト祭りツアーを組んでいる旅行会社もあるぐらいですので、相当の人気ぶりです。
テレビなどでは、トマト祭り当日のことを放映するのであまり知られていませんが、トマト祭りは、前夜祭から始まります。特に前夜祭だからといって何かがあるわけではないのですが、街はイルミネーションで飾り付けられて、メイン通りには屋台がたくさん並びます。
さらには移動遊園地なんかもくるので街中は別の意味でお祭り騒ぎとなります。そして、当日に備えて街中ではトマトをぶつけられて困るものにビニールシートなどの保護をする準備に取り掛かるぐらいトマトの数が使われるということですね。
このトマティーナは、約70年前から続いている毎年恒例に行われる祭りで、もともとの発端は1945年ごろにもみ合いの喧嘩で若者同士が近くの八百屋にあったトマトをぶつけ合ったことが起源とされています。
トマト祭りの開始の合図は「生ハム」を石鹸のついた棒からとることから始まります。その後はトマトの入ったトラックが開催広場でもあるプエブロ広場に登場し、職員がトマトをトラックの外に投げて参加者はだれそれ構わずに投げあいます。ある程度トラックからトマトがなくなってくると、トラックの荷台があがり残っているトマトを道に落とします。こんな感じで町中は一気にトマトの町と化します。
一応参加者へのルールもあるようです。そのルールとは、1、トマトを投げるときはある程度つぶしてから投げる。2、ガラス瓶のような危険物は持ち込まない。3、他人の衣服を破らない。4、終わりの合図を必ず守る(時間外はトマトは投げない)5、トマトを運んでくるトラックには注意する。以上を守ればすごく楽しめる祭りですので、ぜひ参加されてみてはいかがでしょう。
まとめ
スペインのトマティーナについてご紹介しましたが、いかがでしたか?トマトと投げるというのは少しもったないない気がしますが、街全体で楽しめる行事なので興味のある方はぜひ参加してみてください。
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