こんにちは。今回はマレーシアのボルネオ半島で開催されるタダウ カアマタンについてご紹介していきます。
タダウ カアマタンとは、ボルネオ半島の北部にあるリゾート地でも有名なサバ州のあちこちで行われるお米の収穫際のことを言います。
毎年5月に開催されていて、1日あたりからサバ州のあちこちで、お祭りが行われます。もともとは、マレー人ではなく原住民族と植民地時代の白人が住む土地でカダザン・ドゥスン族とムルッ族によって行われていた収穫祭のことをタダウ カアマタンといい、米の精に感謝をささげると同時に、今年の豊作を祈願して開催されるイベントでもあります。
お祭りイベントの開催中は、お米のお酒でもあるタバイや伝統料理を楽しみながら、歌や踊りを見ながら楽しむことのできる伝統的な収穫祭でもあります。そのため5月の1日はクアラ・ペニュ地区の収穫祭を皮切りに各村や地区レベルの収穫祭がいたるところで開催されるので、このサバ州はそのため、毎日のように5月末までおこなっていることでも知られています。
もともと、このタダウカアマタンはカダザン・ドスゥン族の言葉でもあり、豊作に感謝をささげ多彩な文化遺産を共に祝う収穫祭で、その祭りのフィナーレは5月30日と5月31日がいちばんの最大の盛り上がりを見せるといわれています。
その最終開催地は、コタキナバルの隣町ピナンパンにあるKDCAにて盛大に開催されます。そこで行われるのは、民族の音楽が披露されたり、民族舞踊が披露されたり、伝統のゲームなども行われ、さらにはスポーツや収穫祭の女王を選ぶコンサートも行われます。
そこで選ばれる女王は、「Unduk Nadau」といわれるのですが、この収穫祭女王のコンテストは熱気でむんむんになるそうです。そしてそのコンテストに参加する方もかなりの気合が入るようですので、まさに女性の戦いといえます。女王の選ばれ方は、質疑応答や、プレゼンテーションなどを行って審査に進んでいくそうです。本格的ですよね。
とにかく、この収穫祭は楽しいイベントになっていて、世界中からもこのイベントに観光として参加します。ぜひ、この機会にサバ州への旅行計画を立てられてみてはいかがでしょうか。
まとめ
マレーシアのタダウ カアマタンについてご紹介しましたが、いかがでしたか?収穫祭ではありますが、内容が豪勢なので楽しめるイベント間違いなしです。
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