アラブ人とキリスト教徒の祭り

こんにちは。今回はスペインのアルコイで開催されるアラブ人とキリスト教徒の祭りについてご紹介していきます。

アラブ人とキリスト教徒の祭りは、アルコイという町で開催される毎年４月２２日から４月２４日の３日間開催されるお祭りのことです。

この日は盛大にお祭りが行われるのですが、祭りの内容としては、アラブ人とキリスト教徒に扮した人々のパレードをすることで有名なお祭りです。祭りの起源としては、もともと１５世紀までの数世紀にわたり、イベリア半島を支配していたアラブ人と国土回復や聖地回復を起こしたキリスト教のお祭りでもあります。

そして、そのパレードは、スペイン人がアラブ人に扮装したり、また中世の当時を思わせるコスチュームをまとってパレードをするので、見ているだけでもその歴史を感じたり、その仮装を楽しむことができます。

もともとの始まりは１９８０年頃に開催されたということですが、今ではスペインの国際観光行事として指定されてることでも知られている大イベントでもあります。このお祭りは、他の地域でも同じようなお祭りが開催されています。

このイベントの最大の見所は仮装パレードになるのですが、その規模は住民による約５０００人にも及ぶ人が行うので、圧巻です。

ちなみにこのアルコイという町は、イベリア半島内のイスラム勢力に占領された領土の教会に位置していた街なのですが、小競り合いが日常で当たり前だったようです。

そして、アラブ人の軍隊が町を攻めてきたのが４月２４日だったことでも知られており、言い伝えによると、その境界線を越える際にサン・ホルヘが加勢をし、そのおかげでイスラム軍を完全に退け、キリスト教軍が戦いに勝利したといわれています。そのため、このアルコイの人々はサン・ホルヘという人物にささげる祭りとして開催されたのが起源ともされています。