コルドバ　フォルクロ－レ・フェスティバル

コルドバフォルクロ－レ・フェスティバルは、アルゼンチンのコルドバ州から北へ60キロぐらいのところにある、コスキンと呼ばれる小さな街で毎年1月に開催される音楽の祭典のことをいいます。

この街は人口は約3万人しかない小さな街ですが、この時期になると、人口の60倍にもなる180万人来場数を迎える大イベントになります。この時に集まるのは、民族音楽でもある、フォルクロ－レのアーティストが出演し1週間に渡って開催され熱演を繰り広げられます。

フォルクロ－レの音楽は簡単にいうと日本でいうフォークソングをイメージするのが一番わかりやすいかも知れません。そんなフォルクロ－レ音楽を愛する人たちがこの時期、ファンとして一気に集まるのですから大変な賑わいだということは想像つくと思います。

その会場内にはお目当てのアーティストを見ようと大勢の方が集まるのですが、もともとはこのコスキンという街の宗教的な儀式を祝い祭りが始まりの起源とされていて、今ではこの街の大規模イベントになっています。

このイベントに出場するアーティストは、このイベントに参加することは、日本のＮＨＫ紅白に出場するぐらい大変輝かしいことといわれていて、これからアーティストとして活躍したいと思っているアーティストはこの、フォルクロ－レ・フェスティバルに参加をすることを夢見ているとも呼ばれています。

ちなみにこのイベントの開催前には、11月頃に新人アーティストを発掘するためのコンクールが行われます。そしてそこで見事通過すれば、翌年にこのイベントに参加できる権利が与えられるそうです。

そのため、このイベントはすごく街の人にとっても、参加するアーティストにとってもすごく貴重なイベントといわれています。開演の際は花火が連続で打ち上げられ始まりますが、最も盛り上がるのは、人気のアーティストが出演するときで、そのときの盛り上がりはもう会場は熱気で大変なことになるようです。そのため、この祭りは日本でいう街の人々が一緒になって参加をする夏祭りのような感じで、すごく懐かしい気分を味われうこともできるようです。