こんにちは。今回はインドネシアのバリ島にあるニュピというお祭りについてご紹介していきます。
ニュピとは、バリ島の新年を祝うイベントで日本でいうお正月のことです。この日は、1日中は外出禁止、労働禁止、灯火の使用禁止、殺生(蚊もダメ)禁止といった火で1日、瞑想をし平和な世の中を神に感謝し祈る日で知られています。
大きなホテルの場合などは一部の灯火は認められているところはあるようですが、レストランがなかったり、小さなホテルであれば、食事ができなくなるので、観光で訪れた場合は食事に困ることがあるかも知れませんね。
このニュピの準備は、2日前から取り掛かるので、そのニュピの前日の夕方ぐらいになると、なぜか街中は観光客の出国ラッシュで賑わうのですが、その理由は、ニュピの前日に祭りが開催されるのですが、その祭りの開催された翌日にはこのニュピが行われるため、翌日からは、どこにも出ることができなくなるからです。
ニュピ当日は、バリの人も観光客にとっては静かにすごすしかありません。そのため、何も知らずにこのニュピの日に灯りをつけるとホテルの人が慌てて飛んでくるなんてこともあります。
ニュピの当日自体には何もイベントはありませんが、その前々日と前日がこのニュピの行事についての前夜祭みたいなものですね。前々日には、寺院などからご神体を担いで海や川や湖などへ運ぶ儀式があったり、前日には、悪霊が地上に出てくるので、それを追い払うイベンがあったりします。その前日のイベントではパレードも行われるので、その祭りのあとの静けさという言葉がしっくりくるイベントといえます。
そのためバリに旅行計画を立てる場合は、このニュピの日を調べて計画を立てるより、オゴオゴという祭りを調べて旅行計画を立てるのがいいかと思います。そうすると、祭りが終われば帰るという計画もたてることができるからです。でも観光客にとっては前夜祭までが大事なイベントであってもバリ島の人々にとっては、ニュピを過ごすほうが大事であり重要ともされています。でも間違ってニュピの当日を迎えることになっても、その日の夜に天気がよければ満点の星空を見れるので、残るという選択もでてくるかも知れませんね。
まとめ
インドネシアのニュピについてご紹介しまたが、いかがでしたか?旅行だからと常に行動しないといけないという事はないですし、このような静寂のイベントに参加してみるのも、いいかも知れませんね。
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