ナーダム

こんにちは。今回はモンゴルで開催されるナーダムについてご紹介していきます。

ナーダムとは、モンゴルの言葉で『祭り』を意味し、このナーダムはモンゴルの革命記念日である毎年7月11日から3日間に渡って開催されるイベントです。

このイベントでは、ウランバートル市内のスフバートル広場から、ナーダムの開催場所でもある開会式のスタジアムまで騎馬隊によるパレードが行われ、そのスタジアムには、首脳や各国からの来賓も参加されるお祭りで、モンゴルでは最大のイベントとも言われています。

このイベントでは、伝統民族の楽器でもある馬頭琴の演奏が披露されたり、民族舞踊なども披露され華やかな部分もたくさんあるイベントです。また、開催中には、競馬や相撲や弓などの三大競技が行われます。

もともとはモンゴルではモンゴル相撲が有名ですが、実際にモンゴル相撲をのことは「ブフ」と呼ばれています。ブフには日本の相撲のように土俵がないので、寄り切りなどの技は存在しません。そのため、投げや足技が中心となっています。そんなモンゴル相撲をこのイベントで見ることができるようになっています。

ちなみに、このイベントでは最近は他の種目を開催することもあるそうですが、やはり見所は、子供競馬ですね。

このナーダムの最大の見所ともいえると思うのですが、9歳以下の子供たちが、参加をするのですが、その参加人数はなんと1500頭も参加するそうです。そして、その広い草原を35ｋｍ走っていくのです。とにかく距離が長いので、ゴール付近で見物するのが一番です。モンゴルの人々にとって馬は最も重要な家畜ですが、このときばかりは、愛馬とともに参加する子供達の勇姿に目を見張ってしまいます。

ですが、ゴール直前で力がつきてしまう馬もいるので、過酷なレースであることでも知られていますが、そのレースの5着までに入ることで、馬乳酒をかけて祝福されるそうです。そしてこのレースに優勝することが大変名誉なことともされています。